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精工舎時代の話【セイコーの歴史】

2016.07.14

精工舎とは、現在では時計のSEIKOブランドで有名なセイコーホールディングス株式会社が服部時計店と名乗っていた1892年に、墨田の旧ガラス工場を買い取って1892年に創立したものです。

 

当時は、服部時計店の製造部門として柱時計をはじめ国産初の懐中時計や目覚まし時計を生産しており、1924年に初めてSEIKOブランドの腕時計を発売しております。服部時計店は企画やマーケティング、保守サービスなどを行うことで精工舎とは協業関係にあり、1970年には服部時計店から分社化され、株式会社精工舎となっています。

 

また、1937年に株式会社第二精工舎が精工舎より先に分社化されています。腕時計の製造部門を第二精工舎として東京の亀戸に工場を構えております。

 

1944年、第二精工舎は太平洋戦争の影響で疎開を余儀なくされ、第二精工舎の関連会社、大和工業と共に長野県の諏訪にてウォッチの製造を行っております。戦後に大和工業を母体(大和工業にて製造を行われていたため)に第二精工舎(第二精工舎、諏訪事業所とでも言うべきでしょうか)が吸収され、株式会社諏訪精工舎となります。諏訪精工舎は1985年に、諏訪精工舎とエプソンが合併し、セイコーエプソン株式会社となっています。そして亀戸にある第二精工舎は2004年に現在のセイコーインスツル株式会社となり、現在もセイコーウォッチ株式会社向けに腕時計の製造・開発を行っています。

 

また1970年に服部時計店から分社化した精工舎は、1996年、セイコークロック株式会社とセイコープレシジョン株式会社に分割されます。これをもって、精工舎の名前を持つ会社は消えることとなりました。

 

戦争のいざこざから非常に複雑になったセイコーですが、分裂した結果、亀戸と諏訪が切磋琢磨する関係となり、現在にも引き継がれる技術力が磨かれ日本が誇る腕時計の歴史の礎を築いたのです。

 

セイコーの腕時計は確かな技術力と所有する喜び、つけるたびにうっとりする魅力があると私は思います。

 

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