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~キネティックの歴史~SEIKO(セイコー)時計買取専門店『ローレル』

2016.09.20

いつも『ローレル』を閲覧頂きまことにありがとうございます。

 

ローレルでは買取や査定はもちろん行っておりますが、セイコーの良さをお客様にもっと知って欲しく、コラムとしてセイコーの歴史や情報をお伝えしています。

 

それこそマニアックな話から、エントリーユーザーにまで幅広くSEIKOの魅力をお伝えできたらと思っております。

今回はSEIKOの生み出した技術の一つ、「キネティック」についてご紹介させていただきます。

 

【キネティックの歴史】

新しい技術を作り出し、そしてSEIKOブランドを世界に知らしめるために、セイコーは多くの技術開発を行っていました。

 

そのうちの一つが、キネティックの開発でした。

開発から販売当初はまだキネティックという名称を使用しておらず、AGS(Automatic Generating System)と言う名称が採用されていました。自動巻機構により発電しクォーツを稼働出来るようにする技術であり、今日のスプリングドライブなどにも繋がる機構ですね。

 

キネティックとは?

 

上記のAGSをより分かりやすく改名したのがキネティックです。

通常のクォーツ時計とは違い、電池交換や手巻きの手間を必要とせず、自動巻きによって着用するだけで半永久的に使用できるというのがSEIKOのキネティックの特徴です。

 

1983年に、セイコーは開発に着手することになり、1986年には実用化できるものを作り上げました。そのまま日本で販売されるかと思われましたが、セイコーは一度ドイツで先行販売してから、それを日本で販売することになります。

 

 

元々SEIKOは、キネティックを日照時間の少ない北欧での販売をメインに考えていたため、日本よりも先にドイツでの販売が行われたのです。その後、日本でもある程度の成果を上げたのですが、AGSが覚えづらいなどの理由から、キネティックに統一されました。

 

現在ではソーラー発電によるクォーツ時計が多数ありますが、キネティックは日照時間の短い国や地域で自動巻の機械式時計が人気があったことから着想を得て開発された時計でした。

そこで、機械式自動巻の機構をクォーツ時計に組み込むことによりクォーツの正確さと動力問題を一挙に解決したのです。

 

日本ではソーラー発電モデルが主力であることからあまりメリットを感じられず差別化が出来なかったため人気が出ませんでしたが、海外では未だに愛されておりマニアもたくさんいるようです。

結果、セイコーの考えた手法は成功し、後のスプリングドライブに繋がる高い技術を生み出すことができました。

 

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