2016.06.28

1959年に発売された当時のセイコーのフラッグシップモデルが、セイコークラウンとなります。セイコーは、他の時計を改良して、新しいものとして販売していることも多くありましたが、セイコークラウンはマーベルをベースに改良することによって生み出されたものです。SEIKOが販売している、当時の他のラインの基礎となるものとなり、このセイコークラウンを参考にしたり、改良することによって、数々のSEIKOの腕時計が作られることになります。

後のグランドセイコーやキングセイコーのベースにもなったりしたこともあり、SEIKO黄金期の手前の作品という位置づけになるのかもしれません。

 

外観はマーベルを少し明るくしたような印象を持たせて高級感がより増しています。

セイコーは高級腕時計というジャンルの時計を作る方針をここから考えていくことになりますが、その基礎となったのもセイコークラウンになります。

見た目を少しだけ高級感のあるものにすることによって、他の腕時計との差別化を図ろうとしていたようですね。ムーブメントの質についても、それなりに安定するようになり、マーベルよりもズレが起こりづらくなっています。

 

セイコーが提供しているものの中でそこまで高額なものではなく、しかもそれ以降の時計にも利用される技術をたくさん詰め込んでいる時計となります。SEIKOブランドがうまく発展できているのも、セイコークラウンが生み出されたことが非常に大きな貢献を果たしています。

 

そんなセイコークラウンを現在高価買取査定させて頂いております。

 

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