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セイコーの独自機構『キネティック』の歴史
2016.08.01
新しい技術を作り出し、そしてSEIKOブランドを世界に知らしめるために、セイコーは多くの技術開発お行っていました。そこで登場していたものが、キネティックの開発をすすめることでした。当時は、キネティックという名称を利用しておらず、AGSが採用されていました。自動的にクォーツを行えるようにする技術であり、クォーツ時計に採用されていたこともあり、この名前が採用されていました。
1983年に、セイコーは開発に着手することになり、1986年には実用化できるものを作り上げました。そのまま日本で販売されるかと思われましたが、セイコーはドイツで先行販売して、それを日本で販売することになります。SEIKOブランドは、世界で先に通用するかどうかを考えたこともあり、日本よりも先にドイツでの販売が行われました。その後、日本でもある程度の成果を上げたのですが、AGSが覚えづらいなどの理由から、キネティックに統一されました。
ヨーロッパでは、キネティックを利用することで、日照時間の短い状態でもしっかり時を刻むことができるメリットがありました。SEIKOはその部分をしっかり考えて、先にヨーロッパでの販売を行うことにしたのです。セイコーの考えた手法は成功し、キネティックとしても高い技術を生み出すことができました。
簡単な説明ではございますが、キネティックという機構は、日照時間の短い国々の方に今でも愛用されている時計であり、すべての国の人に正確な時計を伝えるセイコー技術が詰まっております。
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