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【真の中3針腕時計の礎「スーパー」】 SEIKO(セイコー)時計買取専門店『ローレル』

2016.06.02

戦争中の軍需品生産体制が解除されたセイコー社。腕時計の基幹工場であった亀戸工場は空襲によって壊滅的なダメージを受けていた。

そこで注目されたのは、戦前第二精工舎の協力工場として稼動していた大和工業であった。

戦争末期には第二精工舎の疎開工場として腕時計の工作機械や部品が運び込まれていた。

その部品を使用し、1946年8月にいち早く腕時計の生産を開始した。

 

しかし当時のモデルは戦前・戦中の影響を色濃く残しており、スモールセコンド※1付きの2針が大半で、それから約2年後の48年5月にやっと中3針製のモデルが登場する。

 

※1スモールセコンド 秒針が独立して文字盤内に存在するもの。

 

ところがこの中3針モデルは、スモールセコンド付きのモデルを改良した過渡期的なモデルで、時計店が旧モデルを勝手に改造し2針製を3針製として販売するという海賊版が横行し始めたそうです。今となっては考えられないことですが…

 

そういった妙な流行を一掃するために、過渡期的なモデルから本物の中3針モデルを早急に開発する必要があった。

こういった中で誕生したモデルが1950年に誕生した「スーパー」である。

スーパーこそ戦前・戦中の影響を払拭した戦後新設計モデルである。そして真の3針製モデルのベースともなった記念すべきモデルである。

※こちらの情報は弊社独自で調査しており、また調べる中で年式などのずれもありました。あくまで参考程度に閲覧ください。

 

セイコー時計の買取は是非『ローレル』まで連絡下さい。

 

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