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SEIKO(セイコー)腕時計の歴史 【為せば成る。スイス天文台コンクール】
2016.07.02
セイコー社の有名な逸話でこういったものがある。
スイス天文台コンクールに参加したセイコー社の時計があまりにも精度が良く、上位を全て独占。
この時参加したSEIKO製の時計が73本あったそうなのですが、さらにこれを市販したそうです。
通常コンクール用に製作された時計などはあくまで技術力の誇示のためであって市販出来るようなものではないのですが…
こういったところに当時のSEIKOの自信とあくまでユーザーが実用出来るものでないといけないという気概が見えますね。
ちなみにその翌年以降、スイス天文台コンクールは行われなくなったそうです。
世界的に全く認知されていなかった遠い異国の地の時計が、時計の本場スイスに出向き気づけばスイスと変わらない技術、場合によっては凌駕してしまった。
数百年も時計技術の本場としてやってきていたスイスとしては恐ろしい事である。
どうして時計製造後者のセイコーがスイスと変わらない技術を手にいれたのか。それは日本人のもつマメな性格が表れており、データに基づく精度への挑戦だ。
これはある程度データをベースに目視で調整できるが、それ以上となると、データのみを頼りに感覚で行う意外ないそうである。
スイス天文台コンクールの上位のデータはある程度を境に変わらなくなり、それ以上は技術者の腕の勝負だったそうだ。まさに職人技のみが武器となる世界。
こうしたスイス天文台コンクールへの挑戦が、セイコー社に職人としての技術を磨く場となり、成績上位社に追いつきたいという思いが、技術の向上を早め、世界を驚かす結果となったわけです。
為せば成ると言いますが、他者ができることは自分でも出来るという気持ちを持てる。そしてそれを遂行する技術と忍耐力。そして最高なものをつくるという熱い気持ちこそがセイコー社の一番の強みですね。
※こちらの情報は自社独自で調べたものであり、調べる中でも年式などのずれもありました。あくまで参考程度にお考え下さい。
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