2016.09.02

今回は、SEIKO セイコー スカイプロフェッショナルを紹介させていただきます。

 

スカイプロフェッショナルとはその名の通り、空で働くプロのための時計です。

では空で働く職業といえば何でしょう？

 

そう、「パイロット」ですね。

 

このスカイプロフェッショナルはいわゆるパイロットウォッチと呼ばれるものです。

ダイバーズウォッチやクロノグラフなどのように使う人の職業などによって完全に区分けされている時計の一種ですね。

こういったパイロットウォッチは基本的にデザインが非常に複雑化しており、昨日も多く搭載されているものがほとんどです。

なぜかというと、パイロットウォッチというのはそもそも飛行機に計器類があまり付いていなかった時代からの産物だからです。パイロットは職業柄、飛んだ距離や時間などから残りの燃料であとどのくらい飛べるのかをその場で計算しなければいけませんでした。

そういった時に計算機として役立ったのがこのパイロットウォッチだったのです。

クロノグラフ機能と計算尺から燃料消費率を求め残量と比較して飛行可能時間を計算する、そういったことを行うためにパイロットウォッチというものは生まれました。

 

このスカイプロフェッショナルシリーズもそういったパイロットウォッチとして生まれました。

しかし、現代の飛行機において計器類の増加と精度の向上によりあまり計算を必要とされる場面も減ってきています。

それでも、パイロットウォッチに備わる機能の一つ、耐磁機能とデザインの格好良さによりまだなんとかシェアは保っているといったところでしょうか。

スカイプロフェッショナルも今ではSEIKOプロスペックスシリーズに仲間入りし今も販売されています。

ただ、需要のなさからかダイバーズウォッチなどと比べるとSEIKO側からのプッシュも弱く、販売価格も安いのであまり売れていないのかもしれません。

ですがプロスペックスの機能やネームバリュー、質感などを実感することが出来ると考えれば一本は持っていても良い時計だと私は思います。

 

数年後にこの記事を見返した時に「あぁ、あの時スカイプロフェッショナルを買っておけばよかった」と思えるくらいの大きなリバイバルブームが来ることを願っています。

 

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