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ICを使わないクォーツ時計の開発「36SQC」

2016.09.13

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それこそマニアックな話から、エントリーユーザーにまで幅広くSEIKOの魅力をお伝えできたらと思っております。

 

【セイコーコラム】ICを使わないクォーツの開発

 

セイコーは、ICという技術を持っていなかったこともあり、使うことが難しい部分もありました。

 

海外から輸入して、それを利用することは可能となっていましたが、不具合が非常に多いことから、SEIKOブランドを傷つけてしまうと思われており、それによって使うことをためらっていたのです。

 

使わないまま、トランジスタを利用して時計を作れないかという話が浮上しており、そこで登場したのが36SQCになります。

 

水晶体を利用して作られているモデルをそのまま改良して、ICを使わないで正確な時を刻めるようにしているモデルとなっています。

 

性能はこの前に販売されているモデルとあまり変わりませんが、不具合は非常に起こらなくなっており、セイコーとしても信頼できるモデルとなっています。

 

不具合によって、SEIKOブランドが傷つけられて、時計を購入されないのは避けなければならないと思っていたため、新しく使えるものを使ったり、従来まで使われていた技術を採用したりしているところもあります。

 

36SQCは、SEIKOの中でもちょっと別のチャレンジをしたものであり、これまで革新的技術をもたらしてきたセイコーの中でも、別の視点で見ることができる時計となっています。しかし、ICにも負けないような技術は使われているのです。

 

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