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機械式時計の最高峰 45グランドセイコーV.F.Aとは

2016.06.28

グランドセイコーは1960年にファーストモデルが発売され、現代まで様々な特色を持った高級時計を作り続けています。

 

今回紹介するのは45系グランドセイコーV.F.Aモデルです。

まずV.F.Aについて説明させていただきますがこれは「Very Fine Adjusted」の略称であり、特別調整品という意味です。

SEIKOにおいてこのV.F.Aというものは機械式、クォーツに関わらず、選りすぐりの名工達がさらなる精度のために手を入れて製作した逸品のことなのですが、グランドセイコーにもこのV.F.Aは存在していました。

その中でもおそらく機械式最高峰ではないかと言われるのがこの45系グランドセイコーV.F.Aなのです。

GS級と呼ばれるクロノメーター規格よりも厳しい検定基準をさらに厳しくしたものを合格したものに限り名乗ることが許されるのがこのV.F.Aという記号でした。

当時天文台コンクールを制したSEIKOがさらに上を行くために己に課した試練でもあったのです。

精度だけでいうのであれば、この45グランドセイコーV.F.Aはおそらく、1969年に機械式時計の頂点に立ってからも未だに立ち続けているのではないでしょうか。

 

機械や文字盤自体は至ってシンプルなもので、パッと見た所機械式時計の王の風格はないように思えます。

しかし、恐ろしいのはその精度です。なんと1969年の技術で日差2秒、月差1分以内という驚異的な数字を達成しています。半端なクォーツにも引けを取りません。

クォーツと機械式が入り混じった時代だったからこそ出来た作品でしょう。

おそらく現代の時計メーカーにはクォーツに機械式で張り合おうと思わないため、こういった時計は二度と作られないでしょうね。

 

ちなみに、セイコーが経営する「セイコーミュージアム」にも展示されておりますので、一度拝見されることをオススメします。

 

また、近年の復刻版の煽りを受け、この45GSに敬意を払ったグランドセイコーV.F.Aも発売されています。

数量限定20本、お値段500万円というとても庶民には手の出せないものでしたが…

 

SEIKO時計買取専門店LAURELではこういった当時の高級時計も高価買取させていただきます。

 

 

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