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話題のセカンドダイバー復刻とオリジナルを比較してみました!

2020.01.14

SEIKO セカンドダイバー SBDX031 6105-8110

いつもご拝読頂き誠にありがとうございます。

 

今回ご紹介しますのは、マニアも多いSEIKOダイバーズウォッチの中でも一際有名な「セカンドダイバー」についてお話していきたいと思っています。

セカンドダイバーについては以前の記事でもお話してますね。

 

70年代前半のSEIKOのダイバーズウォッチなのですが、著名な日本人探検家の植村直己氏が愛用していたことから植村ダイバーと呼ばれてマニア達からは寵愛を受けてきた時計です。

 

数あるSEIKOダイバーの中でも屈指のエピソードと人気を持つセカンドダイバーなのですが…

 

実は2019年の夏、ついに復刻されました。

SEIKO セカンドダイバー SBDX031

 

ヴィンテージダイバーの復刻自体はファーストダイバー(SBDX019)やワンピースケースハイビートモデルのダイバーの復刻(SBEX007)、タートルというあだ名で知られるサードダイバーの復刻(SRP773)という前例があり、珍しくはなかったのですがセカンドダイバーの復刻は何故かなかったのです。

SEIKOダイバーというカテゴリ自体世界中にマニアがいる上、セカンドダイバーとなるとその中でも特に有名なモデルでもあるため半端なモノは出せなかったのでしょう。長期間の熟成を経て今回ついに発売されました。

 

今回は私の私物であるオリジナルセカンドダイバーと比較してみました。

 

SEIKOセカンドダイバー 復刻&オリジナル

 

右がオリジナルのセカンドダイバーですね。

 

実はこちらも当店で買取させて頂いたものなのですが、レストアされた形跡がある上、どの程度純正部品が残っているかも不明であったため、私の資料兼コレクションの一つとして私費で購入させて頂いたものです。

こういったヴィンテージウォッチで重要な要素の一つとしてオリジナル度の高さが挙げられます。

特にセカンドダイバーは経年とダイバーズウォッチという特性からボロボロになっているものが多く、再現度の高い非純正の文字盤や針、ベゼルインサートなども簡単に手に入るため外観のレストアが行われているものをよく見かける印象ですね。

私自身はあまり気にはしないのですが市場価値という意味ではやはりオリジナルのものの方が良いという風潮はあるようです。

 

少し話がズレましたがオリジナルの現状はそんな感じですね。

ちなみに最近のダイバーズブームも相まってか相場もかなり上がってきております。

買取も頑張っていますのでお持ちの場合はぜひ当店へお願いいたします!

 

本題、比較に移りましょうか

 

SEIKOセカンドダイバー比較左が復刻版SBDX031 右がオリジナル6105-8110最後期モデル(レストア歴あり)

 

今回SEIKOはかなり気合の入れた復刻を行ってきたのではないでしょうか。

オリジナルの堅牢でかつ広々とした「亀の甲羅」のようなケース、シンプルな回転ベゼル等

かなり再現性の高い復刻に思われます。

 

ですが、復刻するにあたり現代的にアップデートされている点もあるようです。

 

1.防水性をアップ

 

オリジナルの防水性は150m,復刻は200mに向上しました。

といっても今ではダイバーズウォッチといえば最低200mは欲しいところなので…

そういった意味でも現代の基準に合わせて来たということでしょう。

実際にSBDX031を着用してダイビングをするという方がどの程度おられるかは不明ですが、200m防水であれば実用上十分でしょう。

表記もWATER RESIST表記から通常のDIVER’S表記に変更されています。

 

2.ガラスをサファイアガラスに

 

オリジナルはおそらく無機ガラスです。というのも私の手元のセカンドダイバーがすでに交換されているような気がするため確証がありません。もしかすると当時はプラ風防だったのかもしれませんがさすがに150mダイバーにはプラ風防は使っていないはずです。ダイバーズウォッチという特性上オリジナルのままですとガリ傷だらけになっているものをよく見かけます。

ですが安心してください。復刻版はサファイアガラスに変更されました。まぁこれも今では当たり前ですね。

 

3.ベゼルが両回転式から逆回転防止に

 

オリジナルのベゼルはなぜか両回転式のベゼルでした。

ダイバーズのJIS規格では「タイムプリセレクティング装置誤操作防止機能を有すること。」とあるので逆回転防止ベゼルでないとダイバーズ認定がされないはずなのですが…当時は甘かったのでしょうか。

ということでSBDX031は逆回転防止ベゼルに変更されクリック感がより現代的なダイバーズらしい細かいものに変更されました。オリジナルはクリック感というよりはカチカチ感?でしょうか。現代のダイバーズウォッチに比べれば多少安っぽさの感じられるベゼルですが、当時はそこまで求められる余裕がなかったのでしょう。

 

4.リューズがロック式からねじ込み式に

 

使ってみないと案外分からないものなのですが、オリジナルのセカンドダイバーのリューズはただ押し込んで引っ掛けるだけのロック方式になっています。

正直これで防水性が保たれていたのか非常に不安ですが、そういうもののようです。

一方復刻版はダイバーズウォッチの基本であるねじ込み式にアップデート。

防水性を50mだけアップさせたのはここの変更だったのかもしれません。

ちなみにオリジナルのリューズは反時計周りに回転させ引っ掛けるものでしたが、復刻版はねじ込み式になったことにより、ネジの締め方向つまり時計回りに回すことで締まりこむようになっています。

締める方向の変更に伴い、再現性の高いリューズも実はデザインがちょっとだけ変更されています。

 

SEIKO セカンドダイバー リューズ

5.バネ棒穴の追加

 

上記の画像からも分かる通りベルトバネ棒セットの用の穴がケースラグ部に追加されています。

オリジナルはROLEXの新Jケースのような表面のスムージングが行われたケースだったのですが…

おそらく、セカンドダイバーの性格上ベルトの交換が頻繁に行われることを想定しての変更なのでしょうが、個人的にはなくてもよかったのではと思います。せっかくのセカンドダイバーの現実離れした丸みのケースが現実に引き戻されているようでもったいないかと。あくまで個人の意見ですが…

 

6.ムーブメントが8L35に

 

さすがにムーブメントを当時のモノと同じものを復刻して載せるわけには行きませんので、SBDX系のプロスペックスやマリーンマスターなどにも搭載されている8L35キャリバーが搭載されています。

ツナ缶系統の高級ダイバーズにも搭載されている実績があるため信頼性はバッチリでしょう。

ちなみにオリジナルの6105キャリバーは自動巻ですが、鉄道時計用に手巻きにされた6110キャリバーというものも存在しています。

堅牢性、汎用性、精度に優れたムーブメントだったようですね。

 

7.お値段もアップグレード

 

新品定価なんと\450,000+税になりました。

非常に高いですね。同じ8L35搭載のマリーンマスターモデルでも\320,000+税くらいです。

完全にセカンドダイバー復刻というブランド力にかけた値段かと思います。

ただ、デザインにかかった人件費などを考えれば妥当なのかもしれません。

ちなみにオリジナルの当時定価は\100,000前後で、当時との物価の違いを大体3倍で考えても…

今回の復刻版の方が高いですね。ちなみにセカンドダイバーオリジナルの状態の良いものは今現在\200,000前後で入手することが出来るようです。どちらを購入されるかはお客様次第ですね。

 

結論

現代に復刻するにあたり、実用性やダイバーズの基準、価格帯を考えたアップデートがメインに行われているようですが、デザインに至っては再現性を高めより上質感を出しているようですね。

GS系などのザラツ研磨技術を応用しているようにも見られます。

ヴィンテージダイバーは防水性などがなくなっているものも多く、今後のパーツ供給や維持についても懸念すべきところは多々あります。そういった意味で言えば今回の復刻版はアリかもしれません。

高い高いといえどROLEXなどのスイス時計に比べればかわいいものです。

なかなか人と被らないこともありますのでセレクトするには良い時計かもしれません。

 

もちろん当店では復刻版セカンドダイバーSBDX031も、

オリジナルセカンドダイバーも高価買取させて頂きます!

ご用命の際はぜひSEIKO買取専門店ローレルまでお問い合わせください!

 

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