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戦後の新設計モデル『スーパー』

2016.07.15

戦後、SEIKOは色々なものが作れなくなり、開発にも時間がかかるようになってしまいました。

セイコーが販売しているモデルの中でも開発ができなくなり、腕時計として新しいモデルを作れず廃盤になってしまったものもありました。

 

しかし、そうした問題を解決し戦後初の新設計となったモデルが、『スーパー』というモデルです。1950年に開発されたこのモデルは、今までのSEIKOとの違いを生み出しています。

 

戦後の過渡期とスーパー

 

実際に販売されることになったのは1954年頃でスーパーというモデルもさほど多く出てきたわけではありません。

ただ、本中三針という手法を利用して、新しく技術開発をすることに成功したモデルで(当時はスモールセコンドが主流で本中三針モデルは出てきたばかりで販売店が加工した海賊版が横行していました)、そういった流れもあり『スーパー』は真の本中三針モデルとしてセイコーの中でも価値の高いモデルとなっています。

 

外観の特徴としては、12時の部分にSのロゴが入っており、従来までとは違うような素朴なイメージをもたせています。スーパーは今までのSEIKOになかった画期的なモデルとして販売され人気を誇りました。

 

戦後という色々なものが残っていない中で販売されていたモデルではありますが、非常に高い技術力を持っておりSEIKOの良さが出ています。石が利用されている内部には、高級感のある構造が実現されておりセイコーらしい技術力と高級感のある時計であることをスーパーがアピールしています。

 

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