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【セイコーコラム】終わりなき精度への研究者「中山きよ子」
2016.09.12
いつも『ローレル』を閲覧頂きまことにありがとうございます。
ローレルでは買取りや査定のお問合せはもちろん行っておりますが、セイコーの良さをお客様にもっと知って欲しく、コラムとしてセイコーの歴史や情報をお伝えしています。
それこそマニアックな話から、エントリーユーザーにまで幅広くSEIKOの魅力をお伝えできたらと思っております。
【セイコーコラム】サビない時計を作る技術者と精度の関係
生活の中で常に動き続けているものってなんだか分かりますか?
答えは時計です。
日常の中で必要不可欠な存在である”時計”
何気なく毎日使っていますが、皆さんがこの時計を誤差なく使えている今は、過去の職人の努力が積み重なって成り立っています。
その中でも今回、特筆したいのは「中山きよ子」さんをピックアップさせていただきます。
中山きよ子さんは、諏訪精工舎と呼ばれる時計工場で働いており、女性でありながら時計技術者として名を馳せていました。
中山きよ子さんの時計製作技術は素晴らしく、「きよ子の作った時計はサビがなくてクレームもない!」と言わしめるほどのクオリティだったそうです。
その腕前から「中山きよ子は手に汗をかかない」という逸話が出来てしまうほど周囲から信頼されていました。
そんな優れた技術を持った中山きよ子さんでも、頭を抱える問題が昔の時計業界にはありました。
それは「誤差」です。
とても大きな時計だと誤差はそんなにも無いのですが、1960年代までの腕時計は1日の誤差が10秒から30秒もあったそうなのです!
これをどうにかしようと立ち上がったメーカーがいます。
その名もセイコー(SEIKO)
SEIKOはそれまで主流だった機械式腕時計を取りやめ、誤差が少ない分巨大だったクォーツ時計を小型化することによって誤差を0.2秒まで縮めることに成功しました!
SEIKOは技術開発をしただけでは終わりません。
中山きよ子さんのような強力な時計技師とタッグを組み、さらに高品質で精度の高い腕時計を生産したのです!
そこで生まれたブランドが「グランドセイコー」です。
日本の時計技術の最高峰が詰まった「グランドセイコー」は中山きよ子さんが常に頭を抱え、研究してきた「誤差」という問題を解決した世界にも誇るべきブランドなのです。
皆さん、今、自分の近くにある時計を見てください。
この記事を読む前はなんら変哲もない時計だったはずです。でも、今は違いますよね?
時計は今までの時計職人の努力の結晶です。
これからは、その時計の凄さを感じながら、1分1秒の時を歩んでいってください。
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